【地震におけるドローン活用】加振実験に参加

操学舘ドローンスクールは3月17日に防災科学技術研究所のイーディフェンスにて行われた加振実験「室内空間・機能に着目した地震災害の軽減と被害判定ー室内の対策と即時の被害把握が、命と活動を守るー」に参加しました。

イーディフェンスでは、実物規模の建物に兵庫県南部地震クラスの揺れを前後・左右・上下の三次元に直接与えて実験を行うことが可能です。この世界最大級の振動実験施設を活用することで、揺れや損傷、崩壊の過程を詳細に検討することができます。

今回のコラムでは、イーディフェンスでの実験で操学舘ドローンスクールが行った取り組みについてご紹介していきます。

操学舘ドローンスクールが行った取り組み

操学舘ドローンスクールは実験の中でも、AI技術等を活用した地震後の被害度を即座に評価する技術の開発に携わっています。被災直後の建物内にドローンを飛行させ、その映像と搭載されたLiDAR装置による3Dスキャンを組み合わせることで、人が立ち入ることなく被害度を判断できるシステムの実用化に取り組んでいます。3Dマッピングによる空間寸法や可動域の把握、室内健全性の把握、要救助者の人数とその状態の認識など、さまざまな情報がドローンによって取得できます。

この仕組みは、パイロットとナビゲーターの2名で運用から状況判断まで行うことが可能です。そのため、使用する資機材もドローン本体、送信機、iPhone、iPad、予備機体、予備バッテリーに限定しており、1名でも持ち運び可能な量に設定しています。資機材の中には本スクールが独自に開発したものがいくつかありますが、どれも実運用が可能な構成で作製しました。

なお、今回の実験は実災害に近い状況で行われたため、飛行および撮影はWi-Fi、インターネット接続、GPS等が無い状態を前提に実施しました。環境等の事前の読み込み、マッピング等も一切行っていません。

このシステムでは、ドローンに上方約80度、下方約90度まで可動するカメラを搭載し、LiDARセンサーを備えたiPhoneを使用しました。この手法は低コストで導入できるため、予算確保の面でも優位性が高く、継続的かつ安定した運用が可能です。

最後に

実験を通して、本システムの実運用に向けた有効性を確認し、実用化に向けて大きな一歩を踏み出すことができました。操学舘ドローンスクールは、今後も災害対応におけるドローン活用の可能性を追求し、さらなる技術検証と価値創出に取り組んでまいります。

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