はじめに
ドローンで仕事をしたい!このテーマの記事は数多く存在しますが、ここではドローンに特化してお話しします。夢物語ではなく、現実的な視点から必要なことを述べますので、参考にしていただければ幸いです。
必要なこと其の1:資格・ライセンス
ドローンの資格には、民間資格と国家資格があります。業種によってはさらに特定の資格が必要です。ドローンは資格がなくても申請し許可を得れば飛行可能ですが、仕事として行うには操縦資格が必須です。資格を持たない業者に仕事を依頼するのは不安ですし、資格の存在を知らない人も多いです。例えば、農薬散布業には散布機の講習を受け修了証を取得する必要があります。測量や赤外線点検にもそれぞれの資格が必要です。資格を取得したからといってすぐに仕事に繋がるわけではありません。
必要なこと其の2:ドローンの種類
ドローンには空撮機、物流機、散布機の3タイプがあります。年々高性能な機体がリリースされており、特にDJI(中国)のドローンは普及率が高いです。機体選びは、①目的、②予算、③扱いやすさ、④アフターサービスで判断しましょう。空撮が目的なら、DJIのAirシリーズやMiniシリーズが適しています。ドローンスクールや販売店のスタッフに相談するのも良いでしょう。
必要なこと其の3:安全対策
ドローンの運用には安全対策が欠かせません。飛行ルートの計画、周囲の状況確認、他の航空機との衝突回避が必要です。安全ベストの着用や看板、カラーコーンの設置、ヘルメットやゴーグルの使用も重要です。飛行前にはDIPS2.0で通報し、既に通報されているか確認しましょう。緊急用務空域の発令も確認が必要です。
必要なこと其の4:法規制の確認
ドローンには航空法に遵守した飛行が求められます。航空法や関係法令、地方公共団体の条例を確認し、遵守して飛行させてください。
必要なこと其の5:継続的な学習と練習
機体やルールは進化し続けます。情報収集を怠らず、操縦技術も日々練習しましょう。機体の点検やメンテナンスも重要です。事故防止と安全な飛行のために必要です。
必要なこと其の6:コミュニティとネットワーク
社内外の交流は重要な資源です。ドローン業界は発展途上で、新規参入も多いですが撤退も多いです。コミュニティやネットワークを構築し、情報交換や人脈を広げましょう。ドローンスクールやイベントに参加するのも良い方法です。
必要なこと其の7:マーケティングとビジネス戦略
市場調査を行い、ニーズを把握しましょう。明確なビジネスモデルを構築し、信頼されるブランドを作り、顧客との関係を築くことが重要です。市場のニーズや方向性を見失わないように注意しましょう。

最後に
ドローンで仕事をするために絶対必要なことを述べました。これが正解というわけではありませんが、最低限必要なこととして認識していただければと思います。物流、点検、農業、販売、サービスの中で一番伸びてくると言われているのは物流ですが、参入には注意が必要です。ドローンの導入を検討している方には、まずは安全に正しく活用していただきたいと願っています。