ドローンを使うべき業種4選

ベタな内容になりますが、プロカメラマンや農家といった業種は敢えて今回は入れません。今回は「危険」をキーワードとして、ドローンを使うべき業種を洗い出してみたいと思います。

  1. 橋梁点検
  2. 外壁・屋根点検
  3. 送電線点検
  4. 消防(火災・災害)

他にも「危険」と隣り合わせのお仕事はあるかと思いますが、イメージしやすい業種を選んでみました。

業種1:橋梁点検

低所から高所までありますが、低所であればリフトアップできる作業車を使用し、高所になると人が吊り下げられるような状態で点検するなど、一歩間違えると命の危険と隣り合わせの環境でお仕事されている方がいます。ドローンを使用することで全ての橋梁点検が行えるとは思いませんが、ドローンの出しどころがあるなら危険を回避できた方が働く側も安心できると思います。ドローンは電波通信しながら飛行させるため、橋梁点検中に電波が途絶する場合があり、操作が不安定になる可能性があります。電波環境が不安定でも安定した飛行を実現できる機体もあります。

業種2:外壁・屋根点検

足場を組み立てて行う点検になります。マンションなど高層階になると吊り下げて点検作業を行うなど、落下事故が発生する危険を伴います。また、危険に加えて足場の組み立てには時間・費用・人材が投入されるため、コストもかかります。ドローンで点検することで、危険はもちろんコスト削減にも繋がりやすくなります。導入を開始・検討される企業が増え続けている業種です。

業種3:送電線点検

橋梁点検と同じくしてかなりの高所作業になります。実際にメンテナンスを行うためには、人が現場に向かい作業をする必要がありますが、目視で確認する部分においてはドローンの活用がおすすめです。ドローンに搭載されているカメラもハイスペックなものになると、数百メートル離れた位置からでもズーム機能を使用することで劣化具合などを確認することができます。

業種4:消防(火災・災害)

ドローンを使用すべき業種No.1だと私は感じています。もはや説明不要の業種ですが、火災や災害現場は、次の二次災害三次災害が発生するか予測不能です。人が確認していた部分を機械を使って隊員の安全が確保できるのであれば、投入するべきです。一刻を争う現場かつ危険が常に隣り合わせの現場になります。要救助者の捜索や残火確認など、ドローンを使用することでスピーディに対応することも可能になります。全国の消防局の60%以上に実際導入されています。導入はされているが訓練方法や使用方法に困っている所も多いとのことです。未導入の消防局も予算の障壁や高額なので入札案件になるなど、導入までに時間もかかってしまいます。

最後に

ドローンを使うべき業種の中から「危険」をキーワードに4選をご紹介しました。導入したいと考えているが、どのように進めて行くことがベストなのか分からなかったり、導入はしてみたものの運用面で困っていたりと、想定していなかった「壁」が立ちはだかるケースもあります。ドローンの性能を理解することも重要ですが、運用するための「計画」を構築することが大事です。屋外・屋内で使用することが可能ですが、特に屋外になると天候に大きく左右されますし、飛行させる場所によっても変化します。変化する環境に対応していくためには、操縦訓練や研修を重ねていくことが必要です。今回紹介した業種だけではありませんが、経験値を積み上げ使用することで周囲に対してもドローンの良さを理解してもらいやすくなります。我々ドローンスクールとしておすすめするのはもちろんですが、実際に使用されている方からの「生の声」も大事だと感じています。

機体も多種多様、適材適所があります。ドローンスクールでも点検分野での知識経験が豊富だったり、消防分野での知識経験が豊富だったり、得意不得意もあります。操学舘ドローンスクールは、点検分野消防分野も対応可能ですが、特に消防分野に関しては自信を持ってサービス提供ができると自負しております。消防局様への講習や訓練、市の防災訓練でのフライト実績もあります。「あの場面でドローンがあれば!」という経験をしたという方は、今すぐ操学舘ドローンスクールにご連絡ください。最善の解決策をご提案いたします。

川崎 雅幸(かわさき まさゆき)

二等無人航空機操縦士
ドローン導入アドバイザー

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