近年、災害対応におけるドローン活用が注目されています。人の出入りが難しい環境でもドローンを活用することで安全かつ効率的に災害対応を行うことができます。
本コラムでは、ドローンを活用した災害対応についてご紹介します。今回は前回コラムに続く第二弾として過酷環境下におけるドローンの活用法についてご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
ドローン活用法
災害は複雑多様化しており、危険な環境下での救助活動が不可欠です。一刻を争う救助活動ですが、過酷環境下での救助活動は2次災害を生む可能性も高く非常に困難です。
そんなとき、ドローンを用いることで効率的かつ最小限のリスクで救助活動を行うことが可能です。ここではそんなドローンの活用法を3つご紹介します。
1.被災状況の把握
ドローンでは空撮による俯瞰的な状況把握が可能です。広範囲にわたる災害が生じた際にも、高度を上げて空撮することで現場を見渡す高い視点となります。これにより被害状況の一括把握や、リアルタイムでの災害状況把握が可能です。また、ドローンから撮影データと共に位置情報も取得することができ、より詳細な状況把握が可能となります。ドローンは人工衛星や航空機に比べて手軽に飛ばすことがでるため、コストを削減しつつ必要な時に必要な情報を取得するのに最適です。

2.視界不良下での救助活動
災害現場では、夜間に救助活動を行う場合があります。その他にも森の中や煙の中など、目視での活動が難しい現場で救助を行うこともあります。こうした現場は危険性が非常に高く、救助活動を行うのは非常に困難です。そんなときに有効的なのが赤外線カメラ搭載ドローンです。赤外線カメラは熱源を感知することができ、人間の目には見えない対象を識別することができます。このカメラを搭載したドローンで空撮することにより、崩落した建物や暗闇などの視界が良くない場所でも要救助者の確認を行うことができます。こうした取り組みは救助活動における二次災害の防止にも繋がります。

3.要救助者の確認
ドローンを活用すると要救助者の発見が困難な場所でも探し出すことができます。危険性や空間の制約など、様々な問題で人による要救助者の確認が困難な場所でも、ドローンなら捜索活動を実施することができます。要救助者の発見後、ドローンをそのまま現場に滞在させることで、要救助者の様態を外からリアルタイムで確認することも可能です。暗所であったとしても、ドローンに搭載されているライトを駆使しながら撮影を行うことで問題なく活動できます。

このようにドローンを活用することで効率的に災害対応を行うことができます。
最後に
最後までご覧いただきありがとうございます。
本コラムではこれからも災害✖️ドローンについてどんどんご紹介していきます。ぜひ、そちらもご覧ください。
操学舘ドローンスクールは災害対応におけるドローン活用を積極的にサポートしております。気になることがございましたらぜひ、お気軽にご相談ください。
