ドローンを安全に飛行させる為に絶対に必要なオプション品5選

これまで機体紹介や法律等々様々な内容をお伝えしてきましたが、もっと早くお伝えするべき事をお伝え出来ておりませんでしたので、今回はコラムタイトルでもある「ドローンを安全に飛行させる為に絶対に必要なオプション品5選」について解説していきます。

オプション品5選

其の1:風速計又は吹き流し

其の2:ランディングパッド

其の3:サングラス

其の4:ヘルメット

其の5:収納ケース(ハード)

  1. 風速計又は吹き流し

ドローンを飛行させるにあたり切っても切り離せないのが「風」です。風速5m/s以上は原則飛行禁止となります。国土交通省の「無人航空機飛行マニュアル」に記載されています。飛行前に必ず風速を計測する事を心掛けましょう。アプリ当でも風速を確認する事は可能ですが、現場でのリアルタイムの風速を把握する事が重要になります。また、地上と上空では風速は違いますので、飛行させているドローンの挙動にも常に注視してください。吹き流しも有効です。ただ、持ち運びとなると大変になります。飛行させる現場や用途に合わせてベストな方を選択し使用してください。もちろん両方使用する事も補助者との連携も取る事でより安全度が増します。風速5m/s以下であっても危険と感じた場合は、無理をせず風が落ち着くまでホバリングもしくは着陸して下さい。

  • ランディングパッド

まず、ランディングパッドを使用する理由・目的をご存じでしょうか。着陸の目印になるだけではなく、上昇や下降した際に砂埃や小石などがプロペラに吸い込まれないようにする為でもあります。地面に直接ドローンを置いて離陸や着陸を繰り返していると砂等がモーター内に入り込んでしまう可能性やプロペラに傷が付いてしまう可能性もあります。その時は大丈夫でも繰り返しているうちに蓄積しトラブルに繋がる事も考えられます。機体を守る事も安全な飛行に直結します。持っているけど使用していない方は、必ず使用するようにして下さい。持っていない方は、ネットでも購入する事ができますので機体のサイズよりも二回り以上のサイズを選んで下さい。例えばDJI Mavic3サイズのドローンでしたら、直径1m以内程度のランディングパッドがオススメです。中々サイズ感覚が掴みにくい方は、購入した店舗やドローンスクールに相談してみても良いかもしれません。形も丸いものや四角のものもありますので、お好みの形を選んで頂いて大丈夫です。

  • サングラス

サングラスは様々なタイプがあるかと思いますが、視認性が良く太陽光をカット出来るサングラスがオススメです。価格もピンキリですが、自分の顔のサイズや実際に掛けてみた時の掛け心地も集中して飛行させる為には重要なポイントになります。また、目を保護するという意味でも有効です。私個人の経験ですが、サングラスを掛けずに屋外で飛行させていると日光が邪魔をしてドローンの正確な位置を把握し辛かった事がありました。その後ホームセンターで売っていた偏光サングラスを購入し使用していました。日光は遮断されるので視認性は上がりましたがサイズが合っていなかったのか、こめかみが痛くなり集中力が掛けてしまうという問題が発生しました。人それぞれあるかと思いますが、ベストなものを選択してください。

  • ヘルメット

ヘルメットの着用理由ですが、落下物からの保護、怪我防止、作業現場での安全基準遵守、視認性の向上などが挙げられます。補助者の方ももちろん着用して下さい。工事現場で使用されているようなヘルメットが好ましいです。頭のサイズに合わせて調整ベルトも付いていますのでフィットさせやすいと思います。ヘルメットには、テプラで【フルネーム・血液型】を記して貼り付けておいてください。万が一事故が発生した際に、救急隊員がスムーズに処置する為に有効になります。ヘルメットの着用は義務付けられている訳ではなくあくまで任意となります。ただし、安全を追求しミッションを進めて行く為には必要なアイテムになります。

  • 収納ケース(ハード)

こちらは、趣味で飛行させる方にも使用して頂きたい部分になります。最近はコンパクトが売りのドローンが数多くリリースされており非常に持ち運び易くなってきました。皆様はどのようにドローンの持ち運びされているでしょうか。購入時に付属されていたソフトケースを使用している方もいればプロペラやバッテリーは外してリュックに収納など様々かと思います。例え機体が小型化されコンパクトになったとは言え精密機器という事には変わりありません。カメラのレンズに傷が付く、バッテリーに衝撃が加わり発火してしまう可能性もあります。安全に持ち運ぶために収納ケース(ハード)は、必須のアイテムになります。専用ケースとして販売されている場合もありますので、所有されている機体のケースが売られているか検索してみてください。もし無かった場合、ケースに入っているスポンジを収納する機材に合わせてカットし使用する収納ケースもあります。

最後に 今回は、「ドローンを安全に飛行させる為に絶対に必要なオプション品5選」について紹介させて頂きました。このコラムを読まれた方で「ほかにも必要なものはある!」と感じる方もおられると思います。そう感じた方はベテラン操縦士の方ではないでしょうか。もちろん自分自身で他に必要な道具があれば使用していきましょう。夜間飛行時に必要になってくるライト類もあると思いますし、補助者と連携を取り易くする為の無線も必要かもしれません。準備するものも現場によって変化すると思いますので、柔軟にアジャストしながら飛行させていく事も重要です。

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