ドローンには機器を搭載させることで単なる空撮だけではない、様々な機能が備わったドローンを活用することができます。今回のコラムでは多数ある搭載機器の中から消防での活用に特化した機器を4種類ご紹介します。
1.スピーカー
ドローンにスピーカーを搭載することで、災害現場における要救助者への情報伝達手段としてドローンを運用することが可能です。地上からの音声が聞こえづらい災害現場で、空から情報発信を行うことにより、効率的に情報を伝えることができます。要救助者への情報発信のみならず、機関や隊員間の情報伝達手段としての使用にも適しています。その一方で、スピーカーは一方向からのみの情報発信となるため、要救助者との双方コミュニーケーションは難しいとされています。ドローンにマイクを搭載してもプロペラの騒音により音声が遮られてしまうため、現実的ではありません。ですが、スピーカーから対象者へジェスチャー等で答えるよう指示し、それをカメラで捉えることで視覚的にコミュニケーションを行うことは可能です。

2.ライト(投光器)
暗所における活動では、ライトを搭載させたドローンを使用することにより、様々なメリットが生じます。ライトの光は暗闇での目印となるため、操縦者がドローン機体を見失わなず、より安全かつ効率的なドローン運用を可能にします。また、ドローンの光は遠方からでも確認しやすいため、要救助者に救助隊の到着を知らせることにも適しています。さらに、足場が悪く地面に照明が設置できないような現場でも、ドローンに搭載したライトを使うことで照明の代わりとなり、救助隊の安全確保にもつながります。

3.ナイトビジョンカメラ
ナイトビジョンカメラを使用すると周囲に光がない状況でも、映像全体を鮮明に映し出すことができます。そのため、夜間における捜査活動での広範囲な視認が可能となり、より効果的に捜査活動を行うことができます。また、スピーカーやライトと併用することで、より有効的にナイトビジョンカメラを活用することもできます。ナイトビジョンカメラの映像で要救助者を確認しながら、スピーカーやライトを駆使して要救助者に呼びかけることで、捜査活動の精度が向上し、より効率的に活動を行うことができます。

4.赤外線カメラ
赤外線カメラは熱源を感知するため、目視では確認できない対象を捉えることができます。これは、崩落した建物や山林、暗闇の中などで行う要救助者の捜索活動に有効的です。その他にも、林野火災での残火確認や高所での温度確認などにも使用することができます。ですが、赤外線カメラにはズーム機能の限界や環境によって視認性が低下する場合もあるため、それらに考慮した運行や飛行計画を設定することで、より効果的に活用することができます。

最後に
操学館ドローンスクールは災害対応特化型ドローンスクールです。
消防署とのヒアリングを通じて、災害対応に即した実践型研修を提供しており、飛行技術だけでなく、機種選定、安全管理、情報収集、チーム連携までサポートしております。国家資格講習も提供しておりますので、気になった方は是非ご相談ください。
